三ヶ月池

三ヶ月の池は幅1メートルぐらいの小さな池だけれど、またいではいけない池と伝えられています。昔、元気のいい人が「こんな小さな池またいで見せる」といってまたいだところ池に落ちブクブクとおぼれてしまったということです。それ以来この池はまたいではいけない池と伝えられています。
6月の初旬には「ミツガシワ」の白い花が池いっぱいに咲き乱れます。

 ミズバショウ(里芋科)

花期が終わるとバショウに似た大きな葉を出すので水芭蕉という和名。花は緑色ですが仏?ほう(仏像の後背の形)が白く美しい。花の見頃は5月の初旬〜下旬まで長い期間楽しむことができる

 ムラサキヤシオ

地元では岩ツツジと呼び「紫八塩」と書き紫色の染料に8回もつけて染め上げた美しい色の意味です。水芭蕉の身頃が終わりを告げる頃かわいい紫色の花を咲かせます。木は細く根っこは曲がっている。4mもの積雪に耐え人目にも触れず長い年月ひっそりと咲いていた群落を見ることができます。見頃は5月下旬〜6月初旬。

 バイケイソウ(ゆり科しゅろうそう属)

山地の林の中や湿った草原に生える多年草で、水芭蕉と同時に緑の葉を出す。この属はアルカロイドを含み強い毒性があり、本種もシノノメソウ(東雲草)といって殺虫薬に使われたこともあります。特に根の部分は血圧を下げ、解熱剤などに用いられます。花期は8月。

 レンゲツツジ

この地方では(馬ツツジ)とも言われ家畜をたくさん飼育していた頃レンゲツツジの葉には毒があり食べては困ることから家の近くへ植えることは禁じられていました。花は大きく真っ赤でとてもきれいです。周りにはコナシの木があり、つぼみはピンクで満開時には真っ白な花をつけ、写真のとうり赤、白、緑のコントラストがすばらしい。水芭蕉の葉も見えます。見頃は6月初旬〜6月下旬

 ミツガシワ(残存種)

氷河時代の生き残り植物で当時の寒さを水に潜っていたので今日まで生き残ることができた貴重な植物です。その年の気象条件によって異なるが5月の下旬〜小さなかわいい新芽が水面に顔を覗かせます。名前のごとく同じ所から3枚の葉が出るのが特徴です。芽吹きから1週間ぐらいで真白い、天辺はちょっと赤みがかっている花が池いっぱいに広がり真っ白いジュウタンを敷き詰めたようです。花の見頃は1週間ぐらいです。

 ベニバナイチヤクソウ(いちやくそう科いちやくそう属)

高原や山地の林の中に生える多年草で、他のいちやくそう属と異なり群生するのが普通です。薬草の名前のとうり、切り傷や毒虫の刺傷、蛇にかまれたときに葉をもんでつける。また、煎じて飲むと膀胱炎、妊娠によるむくみを取る効果があると伝えられている。開花は6月下旬〜7月初旬が見頃

 オニシモツケ(ばら科しもつけそう属)

山地の湿地、谷間の湿ったところに群生する。根茎は太く高さ2mにもなる大型の多年草です。(鬼)とはそんなところから付けられたのでしょうか。花は白色、わずかに紅色を帯びることがあります。開花は7月初旬〜8月初旬

 コバギボウシ(ゆり科ぎぼうし属) コオニユリ  ノアザミ

日当たりの良い山地の湿地の生える多年草です。花茎は直立、高さ約45cm位。花は淡紫色主に若芽を食べ春のサラダなど花の料理を楽しむ。この属にオオバギボウシがある。地元ではウリッパ、コーレッパともいわれ初夏の(山の青物)として古くから食用にされた。花期は7月下旬〜8月中旬

 ヤマトリカブト(きんぽうげ科とりかぶと属)

県内山地でみられる多年草です。和名は(山鳥兜)で花の形が舞楽のときにかぶる冠に似ていることからこの名がついた。本種は猛毒で、若葉を食用にするニリンソウに似ているので注意が必要です。
 花期は8月中旬〜9月中旬

 シラヒゲソウ

山地の湿地に生える多年草です。和名の「白髭草」は糸状の花弁を白髭に見立ててつけられました

 ウメバチソウ

山地の日当たりの良い湿地に数個束生している多年草です。和名の「梅鉢草」は天満宮の梅鉢紋に花の形が似ているのでつけられた。

 モウセンゴケ

湿地に生える食虫の多年草で地上部は冬には枯れる。茎や葉に紅い腺毛を密布するので全草が紅く見える。

 トキソウ

日当たりの良い湿地に生える多年草です。花が美しいピンク色で朱鷺に見立てての和名です。絶滅危惧11種の1つで大切にしなければいけない花です。